ぽっこりお腹は一夜にしてできるものではありません。お腹にお肉がついていく課程にはじつは3つのステップがあります。
ステップ1は「へそまわり」です。おへそのまわりに「むくみ」が現れます。これは脂の多い食事で消化不良をおこしたり、ストレスから便秘や下痢になることで、血流や水分代謝が悪くなっていることによる腸の炎症が原因です。
ステップ2が「下腹部」。おへそまわりを超えて、下腹部全体がふっくらしてきます。この原因は頑固な便秘。甘いものやインスタント食品が腸の中の悪玉菌を増やして、腸内環境が悪化が引き起こす現象です。
ステップ3では、ぽっこりは「お腹全体」になります。みぞおちのあたりから恥骨の上までお腹全体がぽっこりという状態です。その原因は胃腸の働きが衰えたこと。内臓下垂によって腸のぜんどう運動が弱まったり胃の消化力が低下したりして、それが重度の便秘やむくみにつながっているのです。
ぽっこりお腹3ステップの解消法
ぽっこりお腹の3ステップごとに、その解消法も変わってきます。「へそまわり」のぽっこりお腹には、リンパマッサージが有効です。滞った血流や水分代謝によるむくみをとってくれます。リラックス効果で腸のぜんどう運動が活性化して、便秘解消効果も期待できるでしょう。
「下腹部」のぽっこりお腹には、腸腰筋への刺激がポイント。インナーマッスルを鍛えることで腸を刺激して、便秘の解消を目指しましょう。ヨーグルトなどの善玉菌を増やす食事も有効です。
「お腹全体」のぽっこりお腹には、よい姿勢をとることが大切。たるんだ胃や腸を元の位置に引き上げるには、背筋を伸ばすよい姿勢が有効です。姿勢が悪いと内臓が圧迫されて正しく機能しません。よい姿勢で胃腸の機能をアップすれば、美しいお腹を手に入れることができるでしょう。
ぽっこりお腹の解消で運動能力も向上
お腹まわりを中心としたインナーマッスルで、上部の横隔膜と下部の骨盤底筋、前面側の腹横筋と背中側の多裂筋で囲まれた部分は「コア」と呼ばれます。内臓を保護するとともに、内臓のぜんどう運動を助ける働きがインナーユニットの役割です。
ぽっこりお腹の解消のための筋トレをすると、結果的にコアが鍛えられます。すると、コアのインナーマッスルが連動して働くようになり、日常の動作やスポーツの動きのアップするのです。
というのも、コアを鍛えると体幹といわれる体の軸が安定して、腹圧もキープされます。あらゆる動きの中心となる部分なので、ぽっこりお腹の解消で運動能力が向上するというわけです。
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