腹を割るために知っておきたいこと

1、腹筋はどうして割れているの?

➡生物の基本的な構造だからです。

腹筋は一枚岩ではなく細かく区切られている。その理由は「一部の内臓を除き、基本的に生物のカラダのつくりは左右対称。とくに筋肉に関しては、体軸に対して左右1対ずつ分かれているというのが基本的な構造」


2、腹筋の役割ってそもそも何ですか?

➡体幹の動きをコントロールすることです。

全身の筋肉の中で腹筋はちょっと特殊な構造と役割を持っている、「普通の骨格筋は1~2個の関節をまたいで走っていて、その関節を曲げたり伸ばしたりすることが役割です。ところが腹筋の場合は脊柱にある多くの関節を一気にまたいでいます。この構造のため、長い一枚の筋肉がいきなりぎゅっと縮んでしまうと脊柱の運動のコントロールが利きません。そこでいくつかに割れて脊柱の動き=体幹の動きを微調整してるのです。


3、ヒトは生まれた時からシックスパック?

➡胎児のときから割れています。

腹筋を左右に分ける白線も要気に分ける腱画も生まれた時からあなたの腹の中に存在している。「受精卵からだんだんカラダができてくる最初の段階で、体節構造が形成されます。それに応じるように脊椎骨が形成されてやがて筋肉が作られていくのです。」

 つまり、腹筋はごく初期の胎児の時点で完了しているということ。ヒトは生まれながらのシックスパック。


4、他の筋肉に比べて腹筋は鍛えにくい

➡割るまで追い込むことが難しい。

トレーニングしていても一向に割れない腹筋。

腹筋のトレーニングは見た目以上に難しいからです。極めて多関節の運動なので、シットアップにしてもただの起き上がり動作では大腿直筋などが使われて、狙った筋肉が刺激されない可能性があります。腕立て伏せは追い込む感覚がわかりやすいですが、協働筋が多い腹筋は追い込むことが難しい。筋肉痛が起こるような的確な動作を意識することが重要になってきます。

5、効率よく腹をタテに割る方法

➡食事コントロールで割れる可能性は十分にある

最初の目標、タテ割りは思うより困難なことではありません。というよりも、食事制限で体脂肪を落とせば、おのずと縦スジが姿を現してくれるから。

腹筋を査収に分ける白線は太くて長いラインなので見えやすいということはあるかと思います。さらに効率よくタテ割りを目指すなら、日常生活にドローインを入れること。ビルダーの世界ではドローインというのは鉄則です。

息を吐くときよりも吸うときも腹圧を上げる習慣でより効率アップ


6、ヨコ割れの数には個人差がない

➡腱画の数に個人差はない。

皆等しく横に3本シュシュシュと走っています。なのに腹筋を鍛えてもキレイな6パックにはならないのは単純に腱画の配置の違いです。上の腱画の位置は低くて腹筋上部のサイズが大きい人もいれば逆に位置が高くて幅が狭い人もいます。なかには左右の腹筋の段違いでズレているという人も。これは遺伝的な素因と考えられます。


7、腹筋さえすれば腹筋は割れるのか?

➡隠れ肥満タイプは割れます。

腹筋運動さえすれば腹が割れるというわけではありません。筋肉の上に乗った皮下脂肪を落とさなければタテヨコナナメにスジはお目見えしない。皮下脂肪タイプは運動だけではなく食事制限が必要です。一方、皮下脂肪が少ないやせ型でお腹だけポッコリ出ている内臓脂肪タイプの人は腹筋運動中心の体幹トレをするだけでも比較的容易に腹筋が見えるようになります。お腹まわりのダイエットに腹筋のインナーマッスルが重要な役目を果たすことが知られています。すなわち、インナーマッスルが内臓を正しい位置に戻してウエストを細くするのです。なかでも重要なインナーマッスルが「腹横筋」。どんな筋肉なのか詳しく見ていきましょう。

8、ナナメ割りが難しい理由は?

➡脇腹には最後まで脂肪が残るからです。

最大して最後の難関、ナナメ割。腹直筋の輪郭がはっきりと出てくるようになれば、肋骨周辺の外腹斜筋は自然に見えます。ただ、外腹斜筋の下部を目立たせるのは簡単なことではありません。おへその横の脇腹部分は脂肪がつきやすい部位で、このあたりの脂肪は最後まで残るからです。トップレベルのビルダーの体脂肪率は5~6%ここまでいかずとも8%まで絞る覚悟があれば、MAX割りの下部ナナメ割りも夢ではない。


9、ひねりの動作をしないとナナメ割りは無理?

➡実はクランチだけでも割れることがあります。

人によってはクランチを行ったときに腹直筋と同時に内外腹斜筋を使うことがあります。ですからクランチだけでもナナメ割りは可能。それくらいある動作の時に腹筋のどの部分が使われるかは分かりにくいのです。ただ一般論として、外腹斜筋は体幹の捻り動作がきれいに腹を割る確実な手段です。ちなみに体幹を横に倒すときに使われる内腹斜筋を鍛えすぎると寸胴体型になる恐れあり。

10、割った後の維持のためには週1トレで十分?

➡理論的には十分ですが、現実的には不十分です。

タテヨコナナメ、いずれのレベルにせよ目標達成!さてその後の維持期間をどうするかが問題。

理論的には週1トレで筋肉は維持することができることがわかっています。でも現実問題として、週1の頻度は週1にはなりません。たまたま都合が悪くなれば簡単に1.5週に一度、最悪の場合2週に一度の頻度になってしまうかもしれないです。筋肉はつけるときの3倍のスピードで落ちていくので要注意です。維持トレは週2回の頻度で行うことを心がけましょう。

white-nag

健康促進を目的とした記事の作成、実体験等をブログ記事にしています。

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